簡単な話だけれど意外と盲点だったりする
別の辞書記事を書き始めてから、、、「あれ?こっちの説明を書かないと伝わらない?」とか思って慌てて軌道修正でまずはこっちを記載。
今回はサクッとした説明で大丈夫かな?とか思ってるけど。
さぁいきます。
「コットン100%素材」の「天竺生地」で作られた「Uネック型のTシャツ(製品)」
「コットン97%、ポリウレタン3%素材」の「デニム生地」で作られた「ブーツカット・ジーパン(製品)」
たぶん、これが正解。
つまり。
素材(成分) = コットン、ポリエステル、レーヨン、リネン、ホースレザー、ラムレザーなどなど
↓
生地に用いる原材料 = マテリアル / Material
生地(組織、テキスタイル)= デニム、ツイル、グログラン、天竺、サーマル、ガーゼなどなど
↓
原材料に加工(織りや編み)を施したものでこちらも素材と呼ばれる = テキスタイル / Textile 、ファブリック / Fabric
製品 = ジーパン、ジージャン、スイングトップ、スカジャン、Pコート、シャツ(ノーカラー、レギュラーカラー、オープンカラーなどなど=ちなみにシャツの「カラー」は色のCOLORではなくCOLLAR=衿を意味します)
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生地を縫製、加工をして製品に仕上げたアイテムの名称
つい、僕らも説明で「デニム素材」なんていってしまいますが(別に間違ってないのかな?)正確にはたぶん上記の説明が正しいのだと思います。
うんうん。
製品の為の素材という意味では原材料、生地自体が製品を構成する素材と呼べるのはやっぱりこれはこれで間違ってはいないのか。自分で書き始めてから悩んでる・・・
まぁちょっと違うけど、「ウォークマン」これはSONYが作った製品名でSONY以外の同様な機能を持つプロダクトは「ポータブルオーディオ(再生機)」と呼ぶのが正しいです。( iMac = APPLE社のデスクトップパーソナル・コンピューターとかとか)
簡単にまとまると思ったけど意外と難しいな、、、説明が。(笑)
レザーだと、「タンニンホース」とか言ったりしますが、これは「タンニン加工を施したホース(お馬さん)レザー」となります。
つまり素材の説明には加工であったりそういった処理に関わる冠(説明)が混じったり、生地であると「ブロークン・ツイル」なんて名称をつけたりもしていて、これは「ツイル素材を後加工で少しダメージを与えた」などなど。
メーカーやブランドが後から名称として名前をつけたりもするのでどんどんとややこしくなったりしますね。
まぁことの発端はカットソーのド定番の生地組織である「天竺」の説明をしようと思ったところでこの説明が先にあった方が分かりやすい?と思ったところからでした。
「コットン素材で編まれた天竺素材」と言ってしまえばそれはそれで間違えでもないのでちょっとむずかしいところですが、正しく正しく説明をしようと思えば、「コットン素材(原材料)で編まれた天竺の生地(組織)」ってことになるのでしょう。
まぁ日常の説明などは取り立てて目くじら立てて細かく考える必要はありませんが、大枠の部分を抑えておくのはやっぱり基本として大切かなぁとかも思って今回はこんな記事にしてみました。
生地の話を記事にする・・・
すでにそれがややこしいやん!
日本語って難しいですな。(笑)